ちょっと、仕事やめてワーホリ行ってくる

仕事やめて、オーストラリアにワーホリに、来るまでとそれからの日々をテキトーに綴っております。暇なときにでも、お目通し頂ければ幸いです。

サトリ世代とポンコツ中年野郎

最近のご飯は、オールそぼろご飯!

2週間はそぼろご飯たべてるよ!

どーもカイです。

2017年 新年度

私の部署には、新卒2年目の問題児と
例のやつがやってきた。

新卒2年目の子は、超がつくほどの優秀な子だった。
いわゆるサトリ世代にあたる子で、
上司だろうがなんだろうが、言いたいことを
バシバシ言っていくタイプの子で、
感情がもろ顔に出るというやつだった…
営業として、だめだろう…と思うが
不思議なことに、ポテンシャルの高い
お客様の前だと上手いことやる上に、
自分の感情を全く出さない。
そういうとこも、優秀だったが、困ったことに
逆に低ポテンシャルのお客様だと、
態度を変えるというあからさまなやつだ。

しかも、お世辞を本気と受けとる悪癖がある。
イケメンだねーと言うと、知ってますけどありがとうございます。というかんじのやつ。
山形ともみつ(仮)だ。

例の新しい上司は、
身に付けてるものは、ブランド品ばかり、
20代前半の愛人を囲い、上層部にごまをすり、
優秀な部下達を踏み倒すことで、出世してきた男。

ヴィトンさん(仮)だ。

仮にも、常勝集団を長年まとめてきたやつだから、
仕事はそれなりに優秀なのか…?と思っていたら…

見たことないほどにポンコツだった。

まず、仕事できない上にしない…。
商談に付いてきたがるが、まとめれない。
しまいには、お客様からあの人嫌いだから
連れてこないでとクレームが入る始末…

ザキゾウが育て上げた、優秀な我がチームはあっというまに、地の底まで落ちた。

ザキゾウに育てられた私や先輩方は、
信じられなかった…
こんなに、仕事ができないのに、
出世していることが…

私は、本当に会社に対して失望した…。
優秀な先輩方をリストラして、
こいつを昇格した意味がわからなかった。

やる気がこんなに出てこないのは初めてだった。

そして、私のグループは徐々に狂いはじめた。
最初は、山形だった。
えらく、ヒステリックになることが多くなり、
ある日二人きりで残業してた際に、ついに
大泣きしだした…。

山形が新卒で配属された部署は、社内の選りすぐり
エリートが集められる超大型企業ばかりを
扱う部署だった。

なのに、2年目でこんなポンコツ上司のとこに
とばされて、左遷されたんだ!と…。
色々言いたいことはあった。私達に失礼だろ?とか。

ただ、山形の気持ちは痛いほどわかったし、
2年目時といえば、私は、優しい奇跡の上司の
元で毎日キツいながらも、やりがい感じながらイキイキと仕事をしていた時期だ。

それに、かつて狂将軍時代以前からも優秀だと言われてきた私達のグループは、今やお荷物グループになっており、同僚達からは気の毒な目で見られていた。

耐え難い屈辱だった。

しかも、ヴィトンは狂将軍のように
怒鳴ったりはしないが、
プライドエベレストの山形のプライドを、
傷つけるようなことを二人きりになった際に、
度々言ってたらしい。

次に狂い出したのは、
天使の名で知られるシュリーマン先輩だった。

本当に、天使のように優しく
狂将軍でさえ優しく包み込んでしまうほどの
器の大きさを誇るシュリーマン先輩が、
怒ったとこなど見たこともなかった先輩が

イライラし始めたのだ。
そして、天使の先輩の口から
本当にヴィトン死んでほしいとい。
という言葉を聞いたときは、耳をうたがった。

その他メンバーも同様に狂いはじめ、
まるで、集団ヒステリーだった。
気付けば、一番冷静だったのはまさかの私だった。

私は、正式に2017年中秋をもって
辞める旨を会社とヴィトンに伝え、

もう収拾がつかなくなってる、
自体を察した上層部はやっと、
ヴィトンの異動を言い渡した。

ヴィトンに対して、最後に山形がこのポンコツが!!と言い放ったのには、仰天した。笑